◆各種設定ごった煮注意

解説があるものは先にご確認ください
◆kkirで愛ポケ(ポケットに相手の手をお招きするシチュ)
 場所:かまくら
 感情:好きにしていいんですよ…



 手甲は装備の一種でありそれ以上の意味はない。誰かに言及された覚えもない。
 先生に会う時だって着けていたのだから、いまさらの発言から漂う不自然さは隠しようもなかった。
 先生がよりいっそう体を縮めたのは、かまくらの中が寒いからではなく、いたたまれなさゆえだろう。
「指先は出てるし金属のプレートは冷たいし、温かいってほどでは」
「そっ、そうですよね!そう思います!」
 耳を真っ赤にして鼻をかいている。いちめんの白の中で一つだけの赤。
 可愛いと思うわりに、追い打ちをかけたくなってしまうのは何故だろう。
「温かいとしたら、ポケットに手を突っ込んでるからかもしれませんねえ」
「ですね!その通りです!」
 ぶんぶんと首を振って笑ってみても、滲み出る焦りはごまかせない。
「先生は注意する側でしょう?ポケットに手を突っ込んでいる生徒がいたら、コラ!って怒るんじゃ?」
「あはは。確かに。でもカカシさんには言いませんよ」
 ひらひらと振る手は冷たいのか、温かいのか。確かめさせてくれるだろうか。
 ちょっとだけ手を浮かせてポケットにすきまを作る。
「本当に温かいか、試してみません?」
 ぱちぱちと大きな瞬きが二回。傾きかけた頭がぐんと戻って目がまん丸になる。
 すきま風の代わりに、彼の手は入ってきてくれるのか。準備は出来ている。



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2023/10/04(水) 18:34 お題もの COMMENT(0)
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