カタネトコ

カカシの妻についてなど。
妻帯NGな方でも読めるシチュかもしれないので、よろしければ。



　私はカカイル完全固定で×の形で第三者が絡むのが苦手、できれば過去の恋人も匂わせくらいにしておいてくれという面倒くさいタイプです。作品を拝見していても、体の関係を示す表現が出てくると砕け散ったテンションを床から拾い集めてから再開しなきゃいけない程度には距離が欲しい。でも忍の世界は、忍術とチャクラでこんな面倒くさいタイプでもあらゆるシチュを楽しませてくれますよね最高。
　空蝉の帳（うつせみのとばり）は六代目の妻の付き人となった先生視点の話です。この妻の名前「シラギク」は、シャスタ・デイジーから取りました。花言葉は「全てを耐え忍ぶ」。5月26日の誕生花です。彼女については、線が細い（男性に使います）、麺好きとカカシが言っています。先生自身も、初めて会ったのにそんな気がしないくらい親近感があると感じてる、という点でもう答えは一つしかないっていう。全部、忍術というチートが存在する舞台のおかげです本当にありがとうございました。

　何年も付き合って同棲までしていたのに、任務から帰ったら家は空っぽ。恋人の痕跡は全くなく、一通の手紙と巻物が残されるのみ。手紙の通りに頑張らないと記憶を失った恋人は戻らないor発動させた術にチャクラを吸い取られて死んでしまうという中々にハードな条件でしたが、彼は頑張りました。シラギクを呼び出す巻物はカカシへ預けられたので、２人の関係をどうするかお前が決めろと言われたも同然。今思うと、命をかける覚悟を示したとはいえ、先生かなり厳しい……。カカシサイドも結構辛いと思うので、その内書くかもしれません。
　最後、受付が大騒ぎになったのは里中二人が付き合っていたのを知っていたからです。表には出さなかったけど、みんな二ヶ月結構ざわざわしてたはず。ナルトは無理矢理別れさせようとする上層部が先生に色々やっているのを知っていたので、先生の新しい仕事や穏やかな空気のカカシを見て、一緒にいるのは先生だとすぐ分かりました。（ここら辺のナルト↔️イルカ間の結びつきと信頼はかなり強いと思いたい。一人だけ分かってないナルト→一人だけ全て分かっているから首を傾げるナルトという二段オチ的な所です）

　第三者との絡みが苦手でもそれが本人であれば読めるので、自分でも書いてみました。六代目が妻帯してる話なんて読めん！って方も見て頂けたら嬉しいです。もちろん最後はハピエンですので！