◆各種設定ごった煮注意

解説があるものは先にご確認ください
◇楽しそうに

 うははははと響き渡る笑い声が上がっているのは、俺が囲んでいるテーブルよりもずっと離れた部屋の隅。額当てを首に落とす者や隣の人間と肩を組む者。全員がテーブルの上に身を乗り出して、おでこを付き合わせてこそこそ話をしたと思ったら、破裂するような笑い声を響かせて。なんとも楽しそうな様子に、そっと輪を抜け出して部屋の隅へ向けて歩き出した。
「えー無いだろ!」
「違う!それがいい!」
「分かってねえ~」
 何が無いのか違うのか、酔っ払いの話に理屈など求めても無駄だろう。元より話の内容に興味なんてありはしないので、ふんふんと軽く頷きつつ先生の後ろへ回りこんだ。パラパラ飛んでくる挨拶に応え、並ぶ頭を見下ろしながら話を聞いているフリ。
「だろお?」
「えー」
「カカシさんもそう思うでしょ?」
「あ、うん」
「ねぇ!」
 とんだ生返事だったが、振り向いた先生から放たれた満足げな笑顔が眩しすぎて、ストンと腰を下ろした。
2021/10/05(火) 01:25 お題もの COMMENT(0)
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